4-1.マミラリア属
主に小型の個体で、多種多様な形やトゲを特徴とする品種が存在し、その数は約400種以上あります。自分好みのサボテンを探すのに適している属性ともいえます。
4-1-1.マミラリア・カルメナエ
3~4cmの小型個体で、黄色のトゲが特徴です。メキシコのタマウリパス州に自生しています。
4-1-2.白星(シラボシ)
羽毛のような白色の柔らかいトゲが最大の特徴で、トゲの中心は黄色で可愛らしい品種です。メキシコのコアウイラ州に自生しています。
4-1-3.白雲丸(ハクウンマル)
頂部が分割し、頭が二つになる特徴があります。生長は遅く、子株を出す姿はなかなか見れません。
4-1-4.マミラリア・ルエッティー
数多く存在するサボテンの中で最も美しいと称される品種です。その見た目は、小ぶりな個体がイボ状の突起に覆われていて薄紅色の花を咲かせる観賞価値の高いサボテンです。
4-2.エピテランサ属
小型の個体を特徴とし、その見た目は可愛らしいです。子株を出しやすいので月日をかけて生長させて、子株の群生も楽しむこともできます。
4-2-1.小人の帽子 (コビトノボウシ)
トゲが微細で、名前の通り個体に小人の帽子のような子株を付ける可愛らしい品種です。アメリカのテキサス州に自生しています。
4-2-2.かぐや姫
本来は球形の個体ですが、その元の個体から子株を次々に群生させる特徴があります。白色の短いトゲを付けます。
4-3.ペレキフォラ属
4-3-1.精巧丸 (セイコウマル)
ワラジムシのような独特なトゲを特徴とし、個体の大きさは3~4cm程に生長します。メキシコのサンルイスポトシ州に自生しています。
4-3-2.銀牡丹(ギンボタン)
見た目は松ぼっくりのような球形で、その大きさは4~5cmになります。個体から三角形のイボが突起しており、その突起からトゲが出ることが特徴です。
4-4.エキノケレウス属
花サボテンの中でも美しい花を咲かせる属性です。
4-4-1.紫太陽(ムラサキタイヨウ)
個体全体に、赤紫色と白色のグラデーションが美しいトゲを有する非常に魅力的な品種です。その見た目から、レインボーカクタスとの別名もあります。
4-4-2.宇宙殿(ウチュウデン)
春になると紅色の花が咲く、メキシコ産の品種です。
4-5.スルコレブチア属
小型な個体に触っても痛くないトゲを付けます。小ぶりの個体ですが、大ぶりの花を咲かせる特徴もあります。
4-5-1.スルコレブチア・ラウシー
個体が紫色の珍しい品種です。群生しやすく、春には紫紅色の花を咲かせる特徴があり、一般的な緑色のサボテンとは違う色のサボテンとして楽しめます。
4-5-2.スルコレブチア・メントーサ
暗緑色の個体から暗褐色のトゲを出す色鮮やかな品種です。明るい紫色の花を咲かせます。
4-6.ウチワサボテン属
属名の如く、一般的なうちわ状の他に、球状うちわや棒状うちわ等の形を特徴とします。寒さに強いので庭で育成したい人にお勧めです。
4-6-1.金烏帽子(キンエボシ)
楕円でうちわ状の形をしており、芒刺(細かい毛が束になり沢山つくトゲこと)が特徴です。個体の長さは約15cmになり、個体全体の大きさは約60cmになります。メキシコ中部に自生しています。
4-6-2.プナ・ボンニアエ
最近アルゼンチンで発見された新種です。個体自体は非常に小型で群生する特徴があり、個体に沿って短いトゲが生えています。
4-6-3.キリンウチワ
棒状うちわ型のサボテンで、一見するとサボテンのようには見えない珍しい見た目の品種です。主に接木の台木として使われます。
4-6-4.武蔵野(ムサシノ)
剣のような白く鋭いトゲが特徴で、人気品種の一つです。